ラノベ&漫画レビュー | 双葉美鶴の自堕落生活
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『薔薇のマリア』十八巻 地獄の果てに輝く光は(付録:悪魔さん目録)

ヤフーで検索してたら「む」の検索してたら予測候補に無料ゲーム・無修正・無料映画とあって、
その中に混ざる向井理を見て不覚にもワロタ双葉です
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『薔薇のマリア』18巻キタ━(゚∀゚)━!
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現行のラノベの中で唯一といってもいい全裸待機枠
ほんっっっっっっっっっっっと待ったわ!!! 前巻から一年だろ仕事しろ十文字青!
物語も佳境なんだから普通のラノベ書いてる場合じゃないっすよ……

さて『薔薇のマリア』とはダンジョンローグ系といいつつもはやダンジョンに潜らず、
それどころかダンジョンに潜らなくても地上に魔物があふれる世紀末化した長編ラノベである。
番外編あわせて全二十四巻。この量になればもう立派ななファンタジー世界だよな。
ファンタジー系でありながら超ダークな雰囲気と世界観でコアなファンが多い。


さて前作では地獄の穴が広がり異界生物悪魔などが地上をばっこしはじめ世紀末な雰囲気で終わって、
今作でも悪魔や異界生物の大軍と各地の人間の抵抗勢力の戦いがメイン。
マリアローズたちは自分たちの団長トマトクンのために地獄と贄ノ園の最奥部に行くことに……

しかし、あれだ。
まさかのあの悪魔(ヒト)再登場には笑ったわwwwwww
マリアローズとみんなとの出会いの元となった〝劫火〟も再び
まあ流石のマリアさんも目を$マークにしなかったけどね。
通貨価値がもはや意味をなさなくなったからかもしれんけど。
しかしバトル兄貴は本家公認の技だったのか気になるわぁ………


そして人間たちも続々と公爵レベルと太刀打ちできる人間が増えていく。
あれ? どうあがいても絶望だったのがなんとかなりそうだよ?
アジアンVS地獄芸術家も意外と拮抗できてるし……
まあでも大公爵は半分以上残ってるし地獄王子も残ってるしやっぱり無理ゲーじゃないですかーっ!

個人的に今巻で一番うれしいのはあの魔術師さんの登場。
まさかと思ってたけどホントに登場してびっくり。
初出は5巻のジュードリ街の子供が読んでいた本の著者として出ていて、
その頃は世界観の演出道具だけだと思ってたのにまさかのwwww
たぶん十文字センセ自身も考えてなかったと思われる。

あ、それと贄ノ園のあの人は超予想してました。
だって贄ノ園だぜ!? だったら今まで登場したヤツを出すだろwkwkと思ってたさ!
まあ登場しても全く嬉しくないあたりが贄ノ園クオリティ。映像化が遠のいていくぅ


物語もいよいよ終盤であるのだが、今巻は意外とあっさりとしている気がする
『渦城』の話は物語りの真実に近づいてる雰囲気がひしひしとしていたが、
「獄の獄」自体はまあ前巻から予想できていたので展開が遅い気がするの。
1巻分としては大変満足いくのだけどあと1年待つのはツラい……
ほんとがんばってよ十文字せんせ!


おまけ

『聖断罪の剣』ホーリーコンビクショナーの起動文について

『"hTe akereBr"yHlo vorinCicenot lasusta emdo "ETALIHINNA"』
七巻の対ロシュ編が初出ではあるが今の今まで全く気付かなかったのが悔しいので掲載。
意味は単純なアナグラム。
今まで「Breaker」などの単語か出てこなかったからアナグラムだと全く気づかなかった。
ちなみに正しい(?)文は、

『"The Breaker" Holy Convictioner assault mode"ANNIHILATE"』

無理やりな和訳で「〝打ち破る者〟聖断罪の攻性モード〝殲滅〟」
この解読は「assult」から「annihilate」を導きださないと無理ゲーすぎる。
アニヒレイトはたしか法律系の破棄とかの意味合いもあったからそっちかも。


・今巻までに活躍した悪魔さんたち(名前だけとかチョイ役とかは除く)



赤の男爵(レッド・ツェペリオン)〟―――――――(名前不明)(番外0巻)
 通常時では人間レベルだが「バトル兄貴」形態になるといくつもの能力が使える
 『偽』劫火を所有していた。

Axxfflamanddra〟―――――――――――――――ヨグ・フローヨ(略)マイセルヒ(10巻 他)
 群体の蝶のごとき姿をもつ、擬態し欺く希少な悪魔。人間界にいた旅する悪魔
 旅する魔術師『地獄帰り(ヘルリターナー)のエリオット』を友に持つ。

赤の伯爵(レッド・テリオン)〟――(名前不明)(18巻)
 焼きつくし刺し貫く剣(バーニングレイピア)〝劫火〟所有し、
『大極熱地獄(G級バーニングヘル)』、猿と犬のような顔をした姿に変身するなどの多彩な能力を持つ。
 ちなみに赤の「男爵」との関係性は不明。

(称号不明)公爵(ヴェリオン)〟――ゾーゾー・ギボンヌ(18巻)
 ピンク色の剥き出しの肌を持つ、老婆のような犬のような顔をもつ犬。熟女。
 弾性に富んだ肌であり刃物であろうと傷付けることができない。
 同じ種族を率いて「ゾーゾーとその十四人のマブダチは無敵なんであーる部隊」、
 略して「ゾー隊」による集団で攻撃してくる。

道化の大公爵(ジェステル・ハイヴェリオン)〟――ジェン・(中略)・アウトルマ・ファッルーカ(番外0巻 他)
 道化師。『閉鎖魔宮』にて案内人をしていた。リリィに執着をみせる悪魔

剣舞の大公爵(メンチド・ハイヴェリオン)〟―――タイダル・クライシズ(16巻)
 地獄の惨殺芸術家(ヘルズ・マーダーアルティスト)
 魔獣化する七本の魔剣「ガシュテ」を使い、魔術でも傷すらつけられない悪魔
 
呪われ大公爵(カーシー・ハイヴェリオン)〟―――ジャリコ・カスパーロウ(17巻)
 神に呪われた不死身の悪魔
 
大声の大公爵(ラウディー・ハイヴェリオン)〟――ハギピヨ・クデ・ウテナウワ(17巻)
 爆音のような大声だけで人間を吹き飛ばし、バラバラにしても死なない悪魔

悪運の大公爵(ワオラック・ハイヴェリオン)〟――ヴェルドゥレ・グォン・カッツァール(18巻)
 賭けで相手の体の一部を奪い自分のものにする悪魔

悪魔大公(グランヴェリオン)〟―――――――――アーマン(17巻)
 帝王の息子。黒い炎の如き、防御不可の力『暗刈』を使う
 さらに自身の血を浴びた存在(物も含める)の内に侵入して乗っ取ることができる。

帝王〟(16巻)
 地獄の、悪魔たちの王。元は神であったが離反した上位の管理者




悪魔勢は大公爵を一人残して出切った感はあるが、いかんせんそれでも圧倒的すぎィ!
しかし、悪魔ってバリエーション豊かだから敵として登場するだけでワクワクするな!

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ナンデワタシロボット!? 『I'ROBOT』

さて正月早々書くことがない双葉です。
早いよ! まだ新年から一週間しかたってないのに!
いやこう考えるんだ。
正月を始まりではなく折り返し地点と考えるんだ。そう考えればネタないのは仕方ないよね。
一休和尚だってそう言ってたしな。晩年の人間のセリフだけど!

出来る人間ならここで初夢の話とかめでたい話をするのだろうが、
いかんせん双葉、夢というものをあまりみない。
見ることは見るのだが夢を見ると大抵が死にオチなのである。
夢の中で異世界でも行ってファンタジーしてんのかってレベルで死ぬ。
ジェダイの騎士になってライトセイバー振り回してたり(その後数の暴力で圧殺された)、
ゾンビの群れへ銃弾ぶちかましてたり(その後普通に捕って食われた)
どう考えても映画の影響ですホントに(ry
エロゲばっかやってんのに都合よく夢で見れないのはこれが現実だからかふぇぇ……


新年早々、過去作のエロゲ話も微妙だし、かといって新作の話は前回やったし。
去年の振り返りとかしてみようかなと過去記事をさらっと見ていたら大変な事実が発覚した。
なので今回はアイザック・アシモフ『I'ROBOT』のお話
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『ロボット三原則』というロボSFには欠かせない標語を生み出したSF古典
古典、といっても20世紀のお話なので新しい古典の部類。

ぶっちゃけ本好きでこれ知らない人間はいないレベルの有名作
なんで今さらそんな本の話をするのかというと、過去の記事を見なおしていたら気付いたの。
このブログ、もう4年くらいやっているのに
まともな小説の話が一つもないのである

アイエエエエエエエ!? ナンデ!? ナンデナイノ!?
ほぼラノベ・エロゲ・アニメというサブカルブログなのはともかく、
小説であればジャンルを選ばない乱読派の人間なのに今日まで一冊もないとはガチ予想外
自分でも気づいてない信念が垣間見えるレベルで怖い……

なので本日は双葉は普通の知識もあるんです(キリッ と言うため『I'ROBOT』のお話
決して映画版『i'ROBOT』を見てたら本棚のアシモフシリーズにも手を出して、記事ネタを考える時間がなくなったというわけではありませぬ。

トーリー的には短編集。
人類が宇宙に進出するほどに科学が進歩し、ロボットが珍しくなくなった近未来(21世紀)。
AI(人工知能)搭載型ロボットのOSに組み込まれた『ロボット三原則』と呼ばれる根幹思想、
1.ロボットは人の命を危険にさらしてはならない
2.ロボットは人の命令に従わなければならない
3.上記二項に反さない限りロボットは自分を守らなければならない

これにまつわるロボットと人間達の物語。

ぶっちゃけると『ロボット三原則があるのになんでこのロボ守ってないの!?』という、
ロボットが不具合を起こしてそれを解決したりしなかったりする。

まあ結論から言うとこの三原則、完璧じゃありません
色々なSFで取り上げられているし実は一回も破られることはないのだが、
簡単に言うと競合を起こす
パソコンでもよくあるセキュリティソフトが競合して不動作を起こすように、
この短編集だけでも計6つのロボットがおかしなことになっている。

何が淒いってこの話、50年以上前のものなんだぜ……
パソコンのパソ字もない時代からハード面ではなくソフト面での問題を取り会げるとか、アシモフ未来に生きすぎである。さすがアイザックという名前の人は天才級だな!(偏見)


で、物語は三原則を組み込まれた完璧なはずのロボットの競合・板ばさみ・矛盾点など、
様々な問題によってトラブルとなるお話である
要するにアイエエエエエエエエ!? ナンデ!? ナンデロボット!? である
一例をあげると、
太陽光エネルギー変換機の制御ロボットが変換機を「神」として崇め始めて人間の命令ガン無視』
といったロボット不具合から、
『大量の同型ロボットの中から三原則を無視できるように造られた違法ロボットを見つける』
という推理的な話にさらには、
『清廉潔白な市長が実はロボットではないのか?
という「ロボットっぽい人間」と「人間っぽいロボット」の区別を考える話まで、
様々なシチュエーションの話がある。


ロボットの話ではあるのだが、かといって人間がでないわけではない。
むしろロボットたちに負けず劣らずどっかぶっ飛んでる素晴らしい人間たち。
ロボット黎明時代の一人者である「カルヴィン博士」や、
行く先々で何故か異常なロボットと出くわすUSロボット社員コンビ、
「パウエル」(冷静で頭の回転が速い)と「ドノヴァン」(短気だけど話し相手になる)。

アシモフ作品全般にも言えるが古典ならではの良さがある。
一言で言うなら結構クズ人間味にあふれているのが古典ならではというか。
個人的には、ギャグではなくジョークというか皮肉めいた言い方も古典ならでは。
パウエルドノヴァンのコンビの応酬とかが特にそれ。

(三体目の不具合ロボットに遭遇しての会話)
「ひとつ質問に答えてくれ。どうしていつもロボットの調子がおかしくなるんだ?」
「それは僕達が呪われているからだ(適当)。さあ行くぞ!」


冗句というかくすりとする会話。
なんというか『俺が撃たれるたびに1セントもらってたら今頃大金持ちだぜ』的な台詞。
最近でも見かけないことはないんだけどセンスが要求されるからなぁ。
これは時代というか国か文化の違いがあるかもしれんけど。


これぞSF! と言わんばかりにサイエンスフィクション。
ロボットという近未来の技術の話なのだが、根幹は「三原則」といったロジックの二律背反を主題としているため、
「どうしてロボットが変になったのか」等の推理・推察をすることも可能という趣向もあり、
SFに馴染みがない人でもいけるというSFの古典ながらも入門としてもいけるスゴイ級
まだ未読ならば絶対に読む価値があるので図書館にGO。普通に面白いからねこれ。


しかし、これ2050年くらいの話。
技術者には悪いが、あと40年でAI搭載ロボが作れるとは思えない。
20世紀にはもっと進化すると考えられていたと思うと少し哀しい。
でも、技術だって進歩しているしいつかロボット造られるんだろうなー
でも百年あってもドラえもんが創れるとは思えんけどな!
あんなこといいな出来たらいいな。いつから僕らはそう理想を追えなくなったのだろう。






メイドロボでオチると思わせておいてのドラえもんオチ。

おまけ。
近年の作品、というかサブカル系で似たようなのを上げるなら『ヘビィオブジェクト』
『とある禁書目録』の同著書の近未来モノのラノベ。
戦争で使われる超巨大兵器「オブジェクト」を新兵二人が生身でぶち壊す話。
こっちはソフトの問題ではなくハード面での不具合を突いていくお話なのだが、まあ、ねぇ……
ぶっちゃけ読者の情報があんま掲示されていないから、「おおそういうことか」的な納得がない。
類似点があんま内容に見えるのだが、
ただ、主人公コンビがパウエルドノヴァンコンビに似ている。
知識を持つ冷静な技術者と、短気な相棒。
多分、これ絶対『I'ROBOT』の影響あるなあと当時読んでて思ってた。
超関係ないけどパウエル&ドノヴァンも今の時代に産まれてたら、
BL的な扱いを受けていたのか非常に気になるな!

境界線上のホライゾン ジャンル:鈍器

ふと『境界線上のホライゾンⅡ』を見ていたらハマって
放置していたのに勝手に録画してくれたHDDに感謝しつつ1期を見ていたら面白かったので
1巻(下)だけを買った双葉です

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上から読んでる途中の
入間人間の『多摩湖さんと黄鶏くん』P244
『終わりのクロニクル①〈上〉』P386
『境界線上のホライゾンⅠ〈下〉』 P771

一つだけ鈍器が混ざってる
何がすごいって終わクロが薄く見えるってのがもうね……
これに匹敵するのって電撃だと『多摩湖さん』と同作者の『嘘みー壊まー』8巻くらいしか思いつかん
しかもこれ「下」巻とか。分厚すぎて900円とか新書レベル
でも逆に値段的には1kないし1ページ当たりは安い

何故「下」巻だけかというと守銭奴夫婦の活躍とか「平行線」の話が好きだからってのと
『高嶺の花』相対が文でどう書かれてるのか気になったから。
アニメだと戦闘シーンで『盾』としての鳥居紋章がどうなってんのかなー、と思ったら描写なかったでござる
回想シーンで姉が弟を窓からぶん投げるシーンあったけど原作無視してね? と思ったら
原作通りどころか馬乗りになって顔を思いっきり殴ってたでござる
あと「もう一回いいでござるか」は爆笑したというかアニメとの落差がwwwww

アニメから入ったためか原作の見所をアニメがちゃんと再現していて神がかっているレベル
というか上下巻だけで1クールってすごすぎワロタwwww
上下合わせて1500ページくらいだから通常ラノベ5冊分くらいにはなるし丁寧に再現できていて好感触

ページ数多いとファンタジー読んでるなぁって実感できるのは自分だけだろうか
登場人物が多くて名前覚えんのが大変だとなおそう思う
楽しいけどこれマゾ的楽しみ方じゃないと思いたい
ただ思ったのは原作だとキャラが多すぎて誰がしゃべってんのかわからんねwwww

『魔人探偵・脳噛ネウロ』 電人HAL編

今日は『魔人探偵・脳噛ネウロ』について
少年ジャンプで連載していた全23巻くらいの『推理物とみせかけた単純娯楽漫画』(作者談)

『我が輩のの名は脳噛ネウロ 魔界の住人
 我が生きがいは悪意に住みつく「謎」を喰うこと 
 脳髄の空腹を満たそうとする食欲が……我が輩の正体だ』

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表紙はほぼ全部上下反転なこの3年前に完結していた漫画をなんで今さら……
と思うが同時期に連載していた『ムヒョロー』読んでたらなんとなく書きたくなった
同時期に連載していたのと事務所系つながりでゲスト漫画がまれによくある
ネウロの方は魔元帥(?)しか出てこないけど

~そんなこんなであらすじ~
魔界の住人である「脳噛ネウロ」は魔界で食糧をたべつくしてしまったので人里に下りてきたという話
魔人なので食べ物は普通のものではなく、悪意で構成された「謎」
それはトリックによる殺人や複雑な仕組みの爆弾などを解くことで犯人から出るらしく作中では
『一個の知能がその知恵と可能性のあらん限りを振り絞り、全力で身を護ろうとする抵抗のエネルギー』
と、明言されている。つまり犯人を当てる→ご飯三杯余裕です、という
ごはん目当ての探偵である
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そのため犯人の動機やらには興味がなく、魔人であるため理解も出来ない
お涙ちょうだい? なにそれお腹ふくれるの? ネウロは既に興味をなくしていた……
そのあたりは傀儡探偵&奴隷である弥子が担当している

魔人であるため表向きは弥子が探偵でネウロは助手ということに。そのため弥子の見返りは皆無
主な武器は魔人能力と少年ジャンプ
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どこぞの紙使いもびっくりなジャンプの利用方法である
ジャンプはそういうのじゃねえから!
変な使い方してパソコンぶっ壊しといて文句言う悪質クレーマーもびっくりな利用方法
友情と努力はどこへ行った

まあ大抵の人が思うジャンプじゃなくてもいいよね? の通り、
人間離れした性能と、どこぞの探偵と違って「謎」を探知する能力
そして魔界道具と呼ばれる魔人の力を使って事件を捜査する

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「異次元の侵略者(イビル・スクリプト)」自分の体をデータ化してPCハッキングをする能力や
「無気力な幻灯機(イビル・ブライド)」解像度をさげて他者に気付かれにくくする能力を使って捜査
他にも料理の材料を調べられたり、目玉虫をつかって痕跡を探せたりする便利な能力を777つも持っている
要するに探 偵 無 双
麻酔針とか脚力増強シューズの実在性とかどうでもよくなるほどの便利さ
なんというか麻雀漫画に透視能力者が登場するレベル
娯楽漫画と自称する一端は確実にこれである

とはいえトリックは見抜けても魔人であるがゆえに人間の心理状態を見抜けないため、
とある場面では犯人に設定された「パスワード」が全く解けなかかったり
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さらに言うなれば推理物でないのは弥子視点がほとんどであるから
推理パートでは犯人を推察して理論を固めていく経緯がまったくでない
謎解き時にダイイングメーッセージが出てくるとかざらである
なので連載時には読者が犯人を当てようと登場人物が出たらすぐカンで決めつけるという
読者すらも推理をしない漫画である。推理は投げ捨てるもの(キリッ

推理をしないなら何をしているのか、というと魔界道具と人間関係とかの描写である
ネウロが道具を使ったりして推理している間に事件関係者から被害者に関する情報・人間関係を聞き出している
なのでメインは被害者・犯人の心情・動機・ポリシーになるわけだ
………………
それってサスペンスじゃね?


まあ、
普通の犯人なんていないんだけど
Before(一登場人物時) → After(犯人確定時)
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トリックがばれて犯人確定すると犯人も開き直り変身する
これ嘘じゃないんだぜ………
↑の外国人なら鼻が伸びるぐらいだが、もっととんでもないのもいる
犯人の動機にしろ「食の千年帝国を築くため」「本能をぶっちゃけるため」とぶっ飛んでいる

まあ、この漫画自体いろいろぶっちゃけているというか
「おもちゃ会社のロリコン社長」やら「事実をねつ造しようとするマスコミ」やら危ない危険ネタが多い
さらに特筆するなら、その手の風刺とまでいかない揶揄や、比喩が面白い
デスノートやコナンを引き合いに出すまでもなく探偵ものやサスペンス系のお決まりとして、
文章が多くなるのは仕方がないことだがこの漫画はフリーダムな表現を使う

↓フリーダムな比喩例
『パスワードの設定由来』
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「太い眉」「厳格な親父の顔」「chabudai(ちゃぶ台)」
これだけで漫画が特定できるとかさすがすぎ
ちゃかり帽子に「GOLF」と書かれているのが周到すぎる

『欲望が犯罪になるノ図』
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まさかジャンプでダースモールを見る日が来るとは思わなんだ………
ちなみにこれは電子ドラッグという「犯罪者製作プログラム」の説明
願望をつきつめて強化すればどんなものも犯罪になるというもの
つまりダイエットのびよんびよんも突き詰めれば両刃ライトセイバーになるということ……!
有り得ないとは言えないのがこの漫画である

こんな感じに大人の事情は大丈夫なのかとはらはらしてしまう
いや普通に「蟻とキリギリス」とか「北風と太陽」みたいな比喩もあるけどやはりどこか尖っている
文章が多くてもこの手の比喩が多彩なので退屈せず、腹が痛い描写が多いのもこの漫画の魅力の一つだろう
変な小道具多いしね。「東京銘菓 土下座最中」とか。一番記憶に残ってるのは
「『正しい礼儀作法』DVD全集全10巻 特典映像『宇宙人と会った時の礼儀作法』も含めて全12時間」
地味に気になるな宇宙人への作法…………本当に遭遇したらとりあえずビー玉送るわ


話は戻るが犯人がぶっ飛んでいると前述したが、
だがそれでも探偵モノなので犯行動機が共感というか魅力的に見える犯人もいるので安心を
特に双葉が好きなHAL編

1~5巻までは普通(?)の犯罪者
6巻で『怪物強盗・X(サイ)』との再戦
8~11巻が『電人・HAL編』となっている
12巻以降は対『SIX一族』編だが今回は割愛

『HAL』は脳科学者にして大学教授である春川英輔が自分をベース生み出した人工知能で、
産みの親を殺して犯罪者製作プログラムである『電子ドラッグ』を日本中にバラまいた
電子ドラッグ――特殊な波長の映像と音で視覚・聴覚に訴えることで視聴者の脳を揺さぶり欲望を極大化させ罪の意識を消すことで、犯罪に手を染めるのもいとわない人間――兵士を日本中に生み出した

この時点でトリックも推理もない状況だがネウロが欲しているのは「謎」
つまり「悪意でつくられた迷路」があればいい、すなわち「電子回路でつくられた電子知能」であるHAL自体が謎と言えるのだ

身体を電子化する『イビル・スクリプト』を使って電子の海に潜むHALを探すネウロ
それに対抗して生身の人間をつかって現実世界でネウロを始末しようとするHAL


電子ドラッグと聞いて思い出すのは某サブリミナルと某ポケフラッシュ(検閲されました)
推理物に洗脳系は出しちゃいけないという暗黙の了解に抵触しそうだけどこれ娯楽漫画だからセーフ!!!
しかし便利だな電子ドラッグ
犯罪者作れるだけじゃなく意識をなくさせて死をも恐れない兵士にできるとか薄い本が厚くなるな


個人的にHALの目的も面白いものだったが、やはりこの章で魅力的な犯罪者は
元ハッカーにして現警察ネット課だったが電子ドラッグで敵にまわった『樋口裕也』
自身を侵した電子ドラッグを自ら改良することさらに犯罪者を増やしネウロを追い詰め罠にはめる「有能な犯罪者」
その彼の願望は「混沌願望」
彼の一番最初のハッキングは幼いころ、ネトゲのサーバー10年分ものデータだった
ネトゲ中毒の両親に嫌気がさしてネットサーバーにハッキングしてを破壊
親にかまってもらいたい一心のいたいけな犯罪の結果は両親の自殺
両親の現実は既にネトゲだけになっていたのだ

「なぁ……俺のやったことはそんなに重罪かな? そんな俺は殺人罪かな?
 かまってほしくてさあ!! 天気とか成績とか どんなにくだらなくてもいい……現実の話がしたくてさあ!!
 それが悪いことかよ!! そう思うことが犯罪かよ!!
だったら人間全員犯罪者じゃねーか!!


個人的にこういう自家撞着というか主客転倒みたいな狂人主張は好き
極論っちゃあ極論だけどドッラグでラリってるってことで一つ
狂人論理、サイコロジカル

ネウロの中では珍しい自己肯定でなく自己否定ゆえの主張というのも面白い
他の犯罪者は皆自分の主張は正しい自分は素晴らしいばっかだが、
電子ドラッグという外因のためか自傷理由っぽくなってる
現にこのセリフ時に頭をガリガリ血が出るほどひっかくのも強迫症っぽいな


ネトゲの話もHAL編の主題である「0と1」が地味にかかっていたりする
知性を持つ人工知能の存在を是とするなら電子の世界も是となるのか
どこからが本物なのか、現実と虚構の境界線はどこにあるのか

こんな感じにHAL編では「犯罪について」や「0と1」が中心となっており、
傀儡探偵である弥子が「パスワード」を解くために活躍したりと見所が多い

「ヤコ あとは貴様の出番だ
 ところで そのパスワードは…我が輩にも解けるものだったか?」
「………ううん 多分…無理だと思う」
「そうか」


いままで数々の謎を解き、銃弾や罠を前にしても凱旋一蹴していたネウロが、感情・動機面では魔人ゆえに手も足もでないのを今まで足手まといでしかなかった傀儡探偵の弥子が解くというなんとも熱い展開
事件ごとに区切るしかない探偵系の話構成にもれずネウロでも『HAL編』で初めての章展開で、3巻にわたる話だったのもあり中々深い話となっている

少年漫画どころか探偵モノとしても異端に位置する上に
後半になるにつれHALやらSIXやらが登場して探偵からかけ離れていく(一部では能力バトルじゃね? とも言われるほどだ)が、それだけになかなか類をみない話なので読む価値はあるだろう

ブックオフで100円で売ってるしな!
というかSIX編なんてよく少年誌でできたよな……

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 レビュー

新作を買ってこようと思ったけどまだ闘いが終わってないので保留した双葉です
何度おれたちの前に立ちふさがるんだ! 『LunarisFillia』は!

というわけで今日もエロゲとは関係ない話
スキップ中に何か読もうと押し入れを探っていたら懐かしいのを見つけて一気読み
『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』
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ジャンプで連載されていた全15巻で構成されるゴーストスイーパー系漫画

『魔法律』と呼ばれる「地獄の使者」と契約し召喚して死者や霊を裁く「魔法律家
その処罰方法・地獄の使者は「魔列車の刑」「冥王の晩餐の刑」「霊撃手」「七面犬」「幽李」と様々
それに敵対するは悪霊どもと、地獄の住人に魂を売り払った「禁魔法律家」とその集団『方舟』

たった一人で王クラスの地獄の使者を呼べる最年少天才執行人・六氷 透「ムヒョ
『方舟』の一員で、努力家だったが闇にのまれたムヒョの親友・円 宙継「エンチュー
まだ札ぐらいしか使えない見習い魔法律家(書記)でムヒョの助手の草野 次郎「ロージー

母の死と親友との才能の差により堕ちたエンチュー
彼を救い出すべく禁魔法律家と戦うムヒョ
同じく戦う、同期にして親友の裁判官・火向洋一「ヨーイチ」と魔具師の我孫子 優「ビコ
そしてムヒョの助手として魔法律家の道を歩むロージー

努力と才能、罪と罰、想いと憎しみの現代バトルファンタジー――――



努力・友情・勝利の三拍子がそろった大事なことを欠かしておらず、ジャンプでも五指に入ると個人的には想う
長期連載でありがちな引き延ばしがなく15巻で完結しているのも大きい
そのためコンセプトというか軸が全体的にブレていないのも物語としては完成度を高めている


序盤は雑魚霊を相手にした魔法律の紹介で、
三~四巻あたりから魔監獄や協会などの世界観説明、
それ以降が禁魔法律家集団『方舟』とエンチュー奪還の戦いとなっている


魔法律は「地獄の死者」の力で悪霊を地獄やあの世に送るといういわば『召喚魔法
なので、地獄の住人は多彩であるのだが、それ以外の設定も意外と凝っている
魔法律を執行する際、『「傷害」および「現世無断滞在」の罪により『~』の刑に処す』と読み上げるのだが、
「とりつき」「なりかわり」などの幽霊独自の罪状があったり、
「罪状」を間違えると執行人に罰が跳ね返ってきたりと、
独特な設定と少年誌系では珍しい「召喚」系なのが新鮮である


この漫画の面白いことはジャンプでは珍しい二人組主人公ということ
天才執行人ムヒョでTUEEEE勝利と友情をやらせ、助手のロージーに修行と努力をさせる分業主人公
冷たいともとれる理はムヒョに語らせ、甘いともとれる情はロージーに
ムヒョは口悪く、ロージーはまだまだ未熟と二人とも完璧じゃない
だからこそ二人一組で味が出るという「相棒」系のお手本ともいえるコンビ
最初こそロージーは未熟で足を引っ張りまくるのだが、
中盤から努力の方向も明確になり才能と努力を発揮して助手として役に立ち始めるのも熱い


外法に走った親友男の相棒とともに追いかけるといういい感じに┌(┌^o^)┐が湧きそうなストーリーではあるが
絵が残念なので腐女子人気はあまりない……
絵柄がかなり独特というかなんというか。萌え系とは真逆で時代に歯向かってるなぁと当時は思ったもんだ
まあ雰囲気と世界観にはあっている。地獄の使者は不気味さと愛嬌があっていい感じ

しかし、ジャンプ漫画の友情モノで随一であるのは間違いない
過去では親友だったが現在では敵対するムヒョとエンチュー
現在で力を合わせて共に並ぶムヒョとロージー
対比がうまいことあっているのも友情や絆がメインだからなのだろう

逆にジャンプというか少年漫画としては意外とエグいところも多々ある

「半分生身の霊を裁くの? 判例も少ないよ?」
「ヒッヒ 判例? んなもん今から作るんだよ……!」


「怨霊といえど凡人共の霊気。いくら集まろうとカスはカス。
 どんなに嫉妬仕様がどんなに努力しようが
 天才には何一つおよばないことを思い知らせてやる」


これを主人公が言うのだからトンデモナイ話である
もっとももう一人の主人公であるロージーがたしなめるのでバランスはとれている


印象深いのはやはりエンチュー戦のクライマックス
エンチューを打倒し説得をしようとしたところで崖から投身自殺(To地獄)を図ろうとする場面にて

「ボクにはママがすべてだった。
 身寄りのないたった二人だけの生活。裕福ではない生活。
 それでもママは僕は魔法律学校に入れてくれた。
 ママだけを好きでいたかった。自分が時々ママを忘れて笑うのが不安だった。
 でも勉強はそんな不安を吹き飛ばしてくれた。
 でもすぐに次の不安はやってきた。
 弱っていくママ。勉強と訓練を倍やっても前へ前へムヒョは遠ざかる。
 憎しみの気持ちは時々ゆれていた。でもそれもあの日までだった。
 天才の君にわかる? 大事な物を 失うという 苦痛が―――!?」

「もういっぺん 言ってみろ……苦痛が わかるかだと?
 テメェは オレにどんだけ心配を―――!」


今まで「凡人が…!」とか「アホが…そんなんだから執行人になれねェんだ!」と悪態をつきまくっていた皮肉屋で体が小さく暴力とは無縁なムヒョが、今まさに崖から落ちそうになっている元親友の胸ぐらにつかみかかり、一緒に落ちてしまうのも構わず初めて心の奥からの本音をぶつけるという物語の最高潮
これぞ友情というジャンプ史に残る名シーン
絵が良ければもっと人気出ていただろうに


全体的に見ると怪人「ティキ」が全ての黒幕の扱いで、全てこいつが悪いとなっている
ありがちなこいつのせいで~であるのだが、
ジャンプという少年漫画でありながら最後はなあなあで済ませないのが、やはり毛並みが違う部分

当初の目的である「闇に堕ちた親友を救う」というのを百点満点で達成したにもかかわらず、
大団円ではないのが切なくも思いあふれる終わり方だと思うわけで

少年漫画で大事なことはほとんど詰まっているので絵で毛嫌いせずに読んでほしいジャンプ漫画である
大事なことなので3回言うけど全15巻なので勘違いしないように
ゲームカウントダウン!!
【ぜったい遵守☆子作り許可証ぱらだいす!!~嗚呼、素晴らしき孕ま世界~】2013年03月29日発売予定!!
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